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UPDATE: '05.03.21

ツーバイフォー工法耐火構造の認定で木造ファンに“朗報”
 〜 64棟が認定(1月末現在)され、東京都が最多 〜

 日本ツーバイフォー建築協会は、ツーバイフォー工法による「木造耐火建築 物」の現場説明会を開催した。防火地域内の敷地で木造住宅を建てたいという人 には“朗報”といえる。

 木造耐火建築物が防火地域に建設される意義には大きなものがある。
 まず、耐火構造が要求されるのは、防火地域における延べ床面積100平方メー トルを超える建築物、地域にかかわらず4階建ての戸建て住宅及び共同住宅、3 階建て以上の特殊建築物(商業施設、ホテル、病院など)である。

 これまで、これらの建物はRC造か重量鉄骨造で施工されてきたが、これにツ ーバイフォー工法による木造耐火が加わったことで、選択肢が拡がった。特に、 温もりのある木の感触を求めるニーズは高く、木造の住宅にしたかったが、防火 地域なのであきらめていた人も多く、期待が高まっている。

 東京都内で防火地域に指定されている地域は22%あり、駅前を中心とした商業 地域と都市の防災計画から幹線道路沿いの20〜30mの範囲で防火地域に指定され ている。
 幹線道路沿いのいわゆる路線防火地区には、防火地域に指定される以前に建て られた木造住宅が相当数残っている。こうした木造住宅に住んでいる人は、建て 替えるにあたっても木造を望む人が多いようだ。しかし、従来ならば木造をあき らめるしかなかったが、これからは木造を選択することが可能になった。

 また、路線防火地区には都市部ならではの狭小敷地も多く、これらの敷地に3 階建て、4階建ての建物が建設できるので、土地の有効活用に大いに貢献するこ とになる。

 戸建て住宅の分野だけでなく特殊建築物である高齢者向け施設、幼稚園、保育 所においても木造を望む声が高まっている。また、1、2階部分をRC造にして、 その上に4層のツーバイフォー工法の木造耐火を乗せた5、6階建ての建築物も 可能である。共同住宅やホテル、商業施設などに向いた建て方といえるだろう。

 いずれにしても、ツーバイフォー工法の得意分野であるフレキシビリティーに 富んだデザインカを活かすことによって、斬新で親しみのある建物が出現するこ とで街並みに潤いを持たせることができるだろう。
 特に、三角屋根や凹凸のある外観などは、他工法の場合、施工が複雑になりコ スト高になるなどで敬遠されてきたが、ツーバイフォー工法であれば、何ら問題 なく対応することがでる。

 何といっても、防火地域に指定されていることが多い商業地域に、木造耐火建 築物が建てられることで、街並みがコンクリートジャングルといわれるようなハ ード的なイメージから、ソフトな感覚を呼び戻せるのではないだろうか。

 2005年1月末現在のツーバイフォー工法耐火構造の認定数は64棟である。都道 府県別にみると、東京都47棟、神奈川県5棟、千葉県2棟、岡山県2棟、北海 道・新潟県・埼玉県・愛知県・京都府・大阪府・奈良県・兵庫県それぞれ各1棟 となっている。

 地域区分でみると、防火地域54棟、準防火地域8棟、無指定地域2棟となって いる。