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UPDATE: '05.09.17

9割以上の人が地震に対する不安を抱えている
 〜 「不安」であるが「何とかなる」という人生観 〜

◎「何をすればよいのか分からない」

 インテージとYahoo! JAPANの共同調査「自然災害への意識と備えに関するアン ケート調査」によると、9割以上が地震に不安を抱いている。この数値をみて 「特別驚くにあたらない」と思っている人は多いのではないか。それは、関東・ 東海地域は大地震が「いつ来てもおかしくない」「いずれ来る」という情報が我 々の頭の中にインプットされているからである。

 この調査は、20代から60代までの490人を対象にウェブ上でアンケート調査し たもので、概要は以下のとおりである。

1.地震に対して「とても不安・やや不安」と回答した人は92.3%で、台風など 他の災害と比べてもより多くの人が不安を抱いている。

2.関東・東海地方では50%以上の人が、地震が「とても不安」と回答。また台 風が「とても不安」との回答は、九州・沖縄地方で多くなっている。

3.自然災害への備えでは、「飲料水を用意(36.1%)」が最も多く、「非常持 出袋を用意している」と回答した人は、23.9%。また、「特に何もしていない」 人が24.1%いることも分かった。

4.不安を感じているが何もしていない理由としては「何をすればいいのかわか らない(49.7%)」、「いざとなったらなんとかなる(34.0%)」などがあがっ ている。

4.火災保険、地震保険への加入率は、持ち家一戸建て・分譲マンションの居住 者で高く、賃貸マンションの居住者では低い傾向にある。

 自然災害への不安を解消する対策としては、昔からの教訓である「備えあれば 憂いなし」ということになるだろう。だが、一方で「何とかなる」といった気持 ちもどこかにある。日頃「不安」に感じていながら、「何とかなる」という矛盾 を抱えて生きているのが人間というものである。

 次の質問を見て欲しい。 (不安を感じているが特に何もしていない人に質問)それはなぜですか。(複数 回答)

1位 何をすればいいのかわからないから(49.7%)
2位 いざとなったら何とかなると思うから(34.0%)
3位 お金がかかるから(29.4%)
4位 面倒くさいから(27.6%)
5位 準備していても、いざという時にそれが役立つと思わないから(25.3%)

 1位は「何をすればいいのかわからない」であるが、逆に5割強が「何をすれ ばいいのかわかっている」ということなのかもしれない。2位から5位までは比 較的具体的な理由に基づいて回答しているので、その人の“人生観”といっても いいだろう。